例の謎の長いヤツ
ヤツとの出会い
昨年の冬に他県から移住してきた移住ライダーです。今回は静岡でよく見かける例の長いヤツについてのお話です。
ある日、たまたま訪れた静岡東部が気に入って移住を決めたのが2022年初頭。それから1年近くかけて何度か静岡東部を下見に訪れていました。
朝早くに都内から東名で来て、物件を探して夜に帰る。そんな遠征を月1、2程度の頻度で行っておりました。当時、何が困ったって夕飯です。本当に困りました。土地勘が無いからお店選びに苦労しましたし、当時はコロナ禍真っ只中でお店も早く閉まってしまっていました。
それで結局、スーパーやコンビニで何かを見繕うことが多かったのですが、帰りも運転しなければならないので、箸を使うものはなんとなく憚られました。
そんな時に見かけたのが例の長いヤツです。
『愛されて半世紀、静岡のご当地パン「のっぽパン」』
(画像参照:バンデロール公式サイト)
お手軽に食べられる上に、経済的で、味も種類が豊富にあるスゴいやつです。あとキリンが可愛い。毎回遠征帰りには複数本買ってカバンに差して帰っていました。在りし日の、買物バッグにネギを差していた母のようにサックリと差しながらです。そして帰りの車の中で、多種多様なのっぽパンを齧りながら、ぬまっちゃ(緑茶)をぐびぐびと飲みながら帰宅しておりました。
『のっぽパン』とは……
生粋の静岡県民の皆様にとっては、のっぽパンはソウルフードであり、地元の名産として慣れ親しんだどこかホッとするような存在なのでしょうね。
しかし僕にとっての「のっぽパン」は、いずれ移住するであろう未知の場所を想起させる希望の味なんです。つまり、この長いのっぽパンこそが、僕の地元と静岡東部を繋ぐ希望の架け橋なんです(?) のっぽパン大好き! キリンも可愛い!
追伸
最近、地元出身の奥さんと買物をした際に、思い出ののっぽパンを数本買いました。しかし、長すぎてカバンに入らなかったのを見かねた奥さんにより、「かまへんかまへん、味は変わらん」とぐにっと折り曲げられました。
……のっぽパンは曲がっても美味しいよ!! あと、キリン可愛い!
この記事を書いたひと
移住ライダー さん
東京から移住してきた謎のバイク乗り。最近あまり乗れていないのが悩み。